ろじをの生き方さんぽ

精神疾患から蘇ったので元気をおすそ分け

沖縄の長男とゾウと鎖

こんにちは。

 

いきなりですがぼくの好きな話しの一つに

「ゾウと鎖」

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という話しがあるので紹介させていただきます。

 

ゾウ使いがゾウに最初に仕込むのは、逃げ出そうという気持ちを起こさせないことだ。

ゾウがまだ赤ん坊のとき、その足に太い丸太を鎖につないでおく。

そうすると、逃げようとしても太い丸太が足かせになり、逃げられない。

逃げることをあきらめるようにしておくのだ。

 

次第にゾウはこの状態に慣れてしまい、逃げることをあきらめるようになる。

 

そんなゾウは巨大な力と強い力の持つ大人になっても、足に鎖をまいておきさえすれば決して逃げ出そうとはしない。

たとえ、鎖の先に小さな小枝がむすんであるだけでも。

 

この話は沖縄の長男問題に似ています。

 

沖縄で長男に生まれた者は家督、家財、事業継承などいろいろなことに恵まれます。

しかしそれはあくまで「鎖の範囲内」の話しです。

 

長男である者は、長男であるという理由だけで県外へ進学、就職するのが難しい傾向があります。

 

自分の人生を生きられない人間はことごとく自尊心が低い人間になります。

誰かの期待に沿った生き方をするのだから生きていても楽しくありません。

そんな自分が好きになれるはずもありません。

そんな人間が、一族、また沖縄社会のリーダーとなります。

 

自尊心の低さはうつ、自殺、他者への高い攻撃性、依存症など様々な問題を生み出します。

(これは沖縄社会だけでなく、今の日本全体にいえる問題でしょう)

 

かく言う自分も長男として生まれました。

20代はずっと徒労感を抱いて生きていたように思います。

(沖縄では特にやりたいこともないけど、長男だから県外へは出られないと自分含め親も当然のように思っていた。) 

 

自分の人生を生きる人間は周りにどう思われようと幸福です。

 

どんなに衣食住が揃っていても、それが鎖の範囲内であるなら幸福とは感じづらいのではないでしょうか。