ろじをの生き方さんぽ

精神疾患から蘇ったので元気をおすそ分け

あたりまえの明日 【小野晴香との出会い】

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僕の行きつけの美容室の店主である

じゅんさん。

 

彼は本当に多趣味で多くの友達がいる。

 

そんな彼に

僕は何か気になることがあれば

髪を切るついでによく話しをしに行っていた。

 

最近スーパーカブという

HONDAの原付バイクが気になり出し

僕はじゅんさんを訪ねた。

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するとちょうどタイミング良く

じゅんさんはスーパーカブが特集された雑誌を購入して店に置いていた。

 

そこからバイク話しに花を咲かせた。

 

そこで思い出したのだが

じゅんさんは確か昔

三輪のバイクで仕事場に来ていた。

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(確かこんな感じ)

 

しかし最近

バイクに乗っている姿を見たことがなかった。

 

 

そのことを尋ねると

じゅんさんはバイクをやめたと言った。

 

数年前のこと

 

彼はバイク仲間とツーリングし

少しコンビニで話して解散した。

 

その仲間はその帰り道

事故に遭って死んでしまった。

即死だったらしい。

 

じゅんさんは事故の3時間後

その連絡を受けた。

 

つい3時間前まで話していた友人が

もうこの世からいなくなった。

もう会えない。

 

信じられなかっただろう。

 

人の死は本当にあっけない。

 

あまりにもあっけなくて

信じることができない。

 

普段からずっと共に行動していた人なら

実感する瞬間はあるのだろう。

 

僕にはまだ全く実感のない"死"がある。

 

5年前カンボジアで出会った女の子がいる。

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(この時僕もすぐ側にいた)

 

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(これはその時僕が側から撮った写真)

 

彼女の名前は

小野晴香

 

僕とは同い年で

彼女は世界一周中だった。

 

この時彼女は僕の泊まった宿で

スタッフとしてお手伝いしていた。

 

ある日の昼過ぎ

東南アジア特有のスコールが降った。

 

僕は宿の二階の広場で

彼女と他愛のない会話をした。

この時初めてちゃんと会話をした。

 

仕事の話し、世界一周中であること、

お互いの恋人の話し

これからの話し、など。

 

その数日後

僕は彼女から買い物に誘われた。

 

彼氏が誕生日らしい。

直接プレゼントは渡せない代わりに

スケッチブックにメッセージを書き

写真か動画かを撮影して

それを贈りたいというのだ。

 

素敵やん。

 

そう思って僕もついていった。

 

道中なんの話しをしたのか覚えていないけど

彼女の笑顔はハッキリと思い出せる。

 

ショッピングモールへ到着し

文具店がある最上階へ行った。

 

その文具店の隣に

回転寿司屋さんがあったので少し覗き

日本とは違う寿司の様子にまた笑った。

 

文具店で彼女は

彼氏への贈り物をあれこれ迷っていた。

 

今考えると

僕ももう少し一緒に考えてあげればよかったが

カンボジアの文具店に興味津々だった僕は

ナチュラルに個人行動をしていた。

 

彼氏への買い物を済ませた後の

ショッピングモールからの帰り道。

 

道で食用の虫を販売していた。

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(その時彼女が撮った写真。僕は右側の紺色のシャツ。現地人に馴染み過ぎて辛い)

 

ここでいくつかの虫を

宿のみんなへお土産として買った。

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彼女の周りはいつも賑やかなイメージがある。

 

そしてなにより

彼女が楽しそうだった。

 

最後にどんな会話をしたのか覚えていない。

 

カンボジアで出会った人は皆そうだった。

 

そこで出会って

お酒を飲みながら少し騒ぎ

翌日からはまたそれぞれの人生。

 

彼女も僕も

特別な挨拶はなく

自然に自分の人生を歩いていった。

 

このカンボジア旅の翌年

彼女は旅先のアフリカで亡くなった。

 

交通事故だったらしい。

 

でも正直言って

未だに彼女が死んだなんて思えない。

 

どこかでまた好奇心に目を輝かせながら

笑っているような気がしてならんのです。

 

死んでしまう人は

まさか自分が明日死ぬなんて

思いもしてなかっただろう。

 

彼女には

まだまだたくさん行きたい場所があって

そしてみんなと同じ様に

明日の計画を立てていた。

 

今生きてる人

今は亡くなってしまった人

 

この差は紙一重なのかもしれない。

 

 

彼女と一緒にいた時間は

ほんの数日だったけど

彼女の生きた時間は

僕にもハッキリと残っている。

 

できればまた会って話したいけど

また今度にするね。

 

ではまた。

 

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ろじを