ろじをの生き方さんぽ

精神疾患から蘇ったので元気をおすそ分け

無いものねだり 【火車-宮部みゆき】

 

 

火車 (新潮文庫)

火車 (新潮文庫)

 

 



火車宮部みゆき

 

だいぶ前に読んだ小説ですが

かなり印象的な本でした。

 


その中でも

かなり印象深いやり取りの場面がありました。

 

 

 


【「あのね、蛇が脱皮するの、どうしてだか知ってます?」


「脱皮っていうのはー」


「皮を脱いでいくでしょ? あれ、命懸けなんですってね。すごいエネルギーが要るんでしょう。それでも、そんなことやってる。どうしてだかわかります?」


 本間より先に、保が答えた。「成長するためじゃないですか」


 富美恵は笑った。「いいえ、一生懸命、何度も何度も脱皮しているうちに、いつかは足が生えてくるって信じてるからなんですってさ。今度こそ、今度こそ、ってね」


 べつにいいじゃないのね、足なんか生えてこなくても。蛇なんだからさ。立派に蛇なんだから。富美恵は呟いた。


「だけど、蛇は思ってるの。足があるほうがいい。足があるほうが幸せだって。」】

 


僕たちは人間(特に日本人)は

よく他人と比べたがりますよね。

 


自分には無いものに羨望の眼差しを送ります。

 

でも無いものはない。

仕方ないんです。

 

それよりも、自分が今持っているものへ目を向けた方が楽しく生きられる気がするのです。

 

今自分の持っているものが分からないって人は、好奇心の赴くがままに動いてみてはいかがでしょう?

 

その好奇心が今あなたの持っているもので、今後人生を変えていく可能性の高い分野です。

 

ひとつだけに絞らなくてもいい。

 

いろいろ手を出してみるといいと思います。

 

そうして夢中になっていると周りの人があなたの良さ、つまりあなたの持っているものをポロリと教えてくれたりします。

 

就活前にみんなが慌ててやる自己分析以上の信憑性と楽しさがあるので、ぜひお試しあれ。

 

P.S.今日は焼肉です。

 

 

ろじを